●油の劣化防止
油の酸化は特に120~130度帯で長期間放置したり、揚げカスがフライ油の中で再加熱されて焦げることで促進されます。
製造時に出来る揚げカスを製造後にフィルターにて取り除くことで、酸化防止の効果があります。
ただし、数値化できるものではありません。
●ドーナツへの揚げカス付着の防止
フライ油の中の揚げカスを取り除くことで、製造中にドーナツに付着するカスを抑えることができます。
●製造終了後のクリーニング
本体の特にコンベアチェーンやヒーター部は、カスの付着によりモーター故障や、加熱不良となります。
EZ24では、製造後にろ過機のホースを使用して洗い流しながら、除去することができるようになります。
●フライ油補給の機能
ドーナツは製品重量のフライ油を18~20%吸油します。
その為、生地重量50gですと、1個あたり10gのフライ油が減ります。
1時間に200個製造すると2㎏の油補給が必要になります。
揚げ油が減った状態では、ドーナツの形状が安定しない為、1時間に何度も定期的に油を補給する必要があります。
その際に、冷たい油を入れると、その都度昇温まで待つ必要が生じます。
また、一般的にフライ油はショートニングを使用しますが、常温では固形の為、補給の際は非常に手間がかかります。
EZ24は内部にヒーターがあり、110~120度で溶かしておき、油補給の際にはポンプを使用して簡単に補給が可能です。
尚、油の劣化は特に製造量に影響を受けます。
沢山のドーナツを製造する場合には、上記の通り、新しいフライ油を追加していきますので、
新しいフライ油の割合が高くなり、酸化値は低くなります。
一方で、製造量が少ないと、油の回転が悪く、酸化値が高くなります。
給油部
624電気フライヤーへの給油(注し油を含む)のためにフライヤー側へ既にディスチャージパイプが設置されております。
尚、このパイプは濾過機側にて簡単に切り離せるようになっております。
注し油の場合はフライヤー前面下部にあるフットスイッチにより適時行います。
濾過後のフライヤーへの戻しはフライヤーの前面扉を開けて手動スイッチにて行います。
給油ポンプ・ドライブモーター :208V、単相 1/3Kw
ショートニング溶解部
ヒーターを内蔵しているため注し油の場合もフライングを中止するする必要はありません。
もちろん固形のショートニングを溶かしておきます。
濾過部
ミアオイル社の最新濾布を使用しており、ペーパーフィルターより微細な濾過が出来ます。
フライヤーの側面にあるドレーンバルブにて濾過を開始します。
毎日の濾過作業を行えばパウダーを混入する必要もありません。
濾布は本体上部にあり簡単に外して洗浄出来ますので、取り扱いが容易であり経済的にも優れております。
油槽部
油槽はアルミキャスト製着脱式であり、架台はステンレス製でロック付きキャスターが付いており安全設計になってます。
寸法 | Wideth 幅 : 660mm |
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梱包重量 | 68kg |
電気 | 200V、単相、2.3kw、11.5A |
油量 | ショートニング 81Kg(97リットル) |
給油部 | 給油ポンプ・ドライブモーター : 208V、単相 1/3Kw |
ショートニング溶解部 | コントロールヘッド : 着脱式 |
ろ過フィルター | 材質 : ポリエチレンテレフタレート製 |
油槽部 | 油量 : ショートニング 81Kg (97リットル) |